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お金がなくても…大丈夫!わが子を「自己否定的な子」にしないための方法

日本は、世界的に見ても自己否定的な子どもが多いといわれています。自己否定的に育つと、大人になってからも、自分の仕事や人生に自信をもつことができないかもしれません。

そんな子どもの“自己肯定感”について、最近、気になる調査結果が発表になりました。それは、自己肯定感と“学校以外の教育費”との関連についての調査結果です。

テレビなどの報道でこれらの調査結果を見聞きされた方もいらっしゃると思いますが、子どもにお金をかけられる家庭とそうでない家庭がある中で、教育費のかけ方と自己肯定感とにかかわりがあるとすれば、ちょっと考えさせられる内容です。

“自己肯定感にまで影響する”と聞くと、子どもにある程度の教育費をかけなければならないのでは?と感じてしまいますが、一方で、小学生や中学生の時期にお金を使い過ぎてしまうことも問題です。

大学などへの進学時に学費の捻出が難しくなってしまうかもしれないからです。

そこで今回は、小学生~高校生の子ども、そして保護者を対象に行った最近の調査結果を参考に、子どもの自己肯定感と教育費との関係、さらに、高額の教育費をかけられなくても自己肯定感を育むために家庭でできること、などについてファイナンシャルプランナーの筆者がお伝えします。

 

■1:自己肯定感の高さは教育費に比例

国立青少年教育振興機構が行った「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)結果の概要」によれば、教育費が高い家庭ほど、子どもの自己肯定感が高くなる傾向がみられることがわかったそうです。

昨年の2月から3月にかけて、全国規模で行われたこの調査では、小学生、中学生、高校生、約1万8,000人と保護者1万5,000人余りが回答しています。

この中で、子どもの学校以外での教育費の支出が“月に5万円以上”と回答した家庭の子では、“自己肯定感”の高い層(“高い”と“やや高い”の合計)が73.4%に上りました。一方、学校以外での教育費の支出が全くないと回答した家庭の子では、41.1%にとどまりました。

今回の調査結果からは、学校以外での教育費の支出、つまり、塾や習い事、学校外での体験活動等への支出などが、自己肯定感を育むことにある程度かかわっていることが垣間見えました。

 

■2:小学生の時期に使い過ぎるのも危険

この調査結果を見ると、家計に比較的余裕があるのなら、ある程度、学校以外でのお子さんの教育にお金をかけた方がいいのでは?とも考えたくなりますね。

とはいえ、将来の進学のことを考えれば、小学生や中学生の時期に、安易に学校以外での教育費を増やしてしまうのは危険なことでもあります。

特に、お子さんが小学生までの家計に比較的余裕がある時期は、教育費の貯めどき。将来大学などに進学する予定があるのなら、計画的に貯蓄した方がいいでしょう。

 

■3:これなら家庭ですぐに始められる

では、学校以外の教育費の支出が難しい家庭では、子どもの自己肯定感を育むことも難しいのかといえば、必ずしもそうではないようです。同調査の結果の概要では、“体験活動”と自己肯定感の関連についてもふれています。

体験活動と自己肯定感の関係では、自然体験や生活体験、お手伝いなどの体験が豊富な子、朝食やあいさつなどの生活習慣が身についている子ほど、自己肯定感が高くなる傾向がみられるそうです。

ですので、もし教育費をかけられないのであれば、日ごろからさまざまな体験をさせたり、生活習慣をきちんと身につけさせたりして、自己肯定感を育んでみてはいかがでしょうか?

特に、家庭ですぐに取り組めるのは“お手伝い”や“生活習慣”でしょう。起床や挨拶が年齢相応にできていること、お手伝いで家族の役に立っていることなどは、お子さんの自信につながるものですよね。

教育費の額にこだわりすぎることなく、ご家庭の事情に合わせて取り組んでみるのがいいでしょう。

 

■4:習い事や塾の代わりになるお金をかけないもの

お金はかけられないけれど、習い事と同じような体験をさせてやりたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

そうした方にオススメなのは、自治体や博物館などが開催している子ども向けの講座です。費用が安い、あるいは無料の講座もあります。ただし、希望者も多いので、先着順や抽選になることもあります。

安いとはいえ、内容は意外と充実しているものです。広報紙やサイトなどでまめに調べておくとよいでしょう。スポーツや体育系のものから、科学系のもの、芸術系のものまで、分野もさまざまあるものです。

また、学習塾に通わせたいけれども、費用の捻出が難しい、という場合は、授業料無料の地域の塾、オンラインの塾などの利用がオススメです。

最後に、もしも、塾の費用どころか、経済的に困窮していて生活そのものが苦しい、という場合には、早めにお住まいの自治体に相談なさってください。

子どもの学習支援事業を行っている自治体もあります。お子さんのために、自治体やNPO法人などが行っているさまざまな支援を紹介してもらいましょう。

 

いかがでしたか? 教育費をかけるだけでなく、家庭でお手伝いさせたり生活習慣を整えてやったりと、さまざまな育て方で自己肯定感を育むことができるのです。

「今は生活がちょっと苦しい」「将来のために貯めたい」など、さまざまなご家庭の事情があると思いますので、そのご事情に合わせた自己肯定感の育み方を工夫なさってみてくださいね。

(ライター 川口沙織)

 

【参考】

※ 「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)」結果の概要(平成28年5月) – 国立青少年教育振興機構

 

【画像】

※ わたなべ りょう / PIXTA(ピクスタ)

 

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